注釈書・単行本など 詳細
訳注 信長公記
書名かな | やくちゅう しんちょうこうき |
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著者(編者)名 | 太田牛一 著/坂口善保 訳注 |
著者(編者)名かな | おおたうしかず(ぎゅういち) /さかぐちよしやす |
ISBNコード | 978-4-8386-0478-4 |
本体価格 | 2,900円 |
税込価格 | 3,190円 |
判型 | A5判並製カバー装 |
頁数 | 408頁 |
刊行日 | 2018年4月20日 |
在庫 | 有り |
本書『訳注 信長公記』は、上記『信長公記』(以下『公記』)の巻首から巻十五までの全巻を原文に即して現代語訳したのみならず、874箇所に及ぶ詳細な〔注記〕が施されている。
例えば、「あるとき」というのは、いったい何年のことなのかをわかりやすく和暦と西暦で示して史実と結びつけたり、単なる現代語訳では読み飛ばしてしまいがちな登場人物についての解説や、当時の人々には常識であるが故に、わざわざ『公記』には書かれていない史実や、事件が起きた舞台の裏側が補足説明されているため、現代語訳とこの〔注記〕を併せ読むことにより、現代人にも無理なく通じる『公記』の現代語訳が達成される。
今まで、『公記』の現代語訳はあまた刊行されているが、それらとはあきらかに一線を画す決定版が、本書『訳注 信長公記』である。
巻首(是は信長御入洛無き以前の双紙なり)
尾張国かみ下わかちの事
あづき坂合戦の事
吉法師殿御元服の事
みのの国へ乱入し五千討死の事
景清あざ丸刀の事
大柿の城へ後巻の事
上總介殿形儀の事
犬山謀叛企てらるるの事
備後守病死の事
山城道三と信長御参会の事
三の山赤塚合戦の事
深田松葉両城手かはりの事
簗田弥次右衛門御忠節の事
武衛様御生害の事
柴田権六中市場合戦の事
村木の取出攻めらるるの事
織田喜六郎殿御生害の事
勘十郎殿、林、柴田御敵の事
三郎五郎殿御謀叛の事
おどり御張行の事
天沢長老物がたりの事
六人衆と云ふ事
鳴海の城へ御取出の事
今川義元討死の事
家康公岡崎の御城へ御引取りの事
丹羽兵蔵御忠節の事
蛇かへの事
火起請御取り候事
土岐頼藝公の事
山城道三討死の事
信長太良より御帰陣の事
武衛様と吉良殿と御参会の事
吉良、石橋、武衛三人御国追出しの事
浮野合戦の事
岩倉落城の事
もりべ合戦の事
十四条合戦の事
お久地惣構へ破るの事
二宮山御こしあるべきの事
加治田の城御身方に参る事
犬山両おとな御忠節の事
濃州伊木山へ御上りの事
堂洞取出攻めらるるの事
いなば山御取り候事
公方様御憑み百ケ日の内に天下仰付けられ候事
巻一(永祿十一年戊辰以来織田弾正忠信長公の御在世、且は之を記す)
公方様御生害の事
一乗院殿佐々木承?朝倉御憑み叶はざる事
信長御憑み御請けの事
信長御入洛十余日の内に五畿内隣国仰付けられ、
征夷将軍に備へらるるの事
観世大夫、〔今春大夫〕御能仕るの事
信長御感状御頂戴の事
巻二(永祿十二年己巳)
六条合戦の事
御後巻信長御入洛の事
公方御構へ御普請の事
御修理の事
名物召置かるるの事
阿坂の城退散の事
大河内国司退城の事
関役所御免除の事
伊勢御参宮の事
巻三(元亀元年庚午)
常楽寺にて相撲の事
名物召置かるるの事
観世大夫、今春大夫立合に御能の事
越前手筒山攻落さるるの事
千草峠にて銕炮打申すの事
落窪合戦の事
たけくらべ、かりやす取出の事
あね川合戦の事
野田福島御陣の事
志賀御陣の事
巻四(元亀二年辛未)
佐和山城渡し進上の事
箕浦合戦の事
大田口合戦の事
しむら攻干さるるの事
叡山御退治の事
御修理造畢の事
巻五(元亀三年壬申)
むしやの小路御普請の事
交野へ松永取出仕り候、追払はるるの事
奇妙様御具足初に虎後前山御要害の事
味方が原合戦の事
巻六(元亀四年癸酉)
松永多門城渡し進上、付不動国行
公方様御謀叛、付十七ケ条
石山今堅田攻められ候事
公方様御構へ取巻の上にて御和談の事
百済寺伽藍御放火の事
大船作らせられ候事
公方様真木島に至て御退座の事
真木島にて御降参、公方様御牢人の事
大船にて高島御働き、木戸田中両城攻めらるる事
岩成討果され候事
阿閉謀叛の事
巻七(天正二年甲戌)
義景、浅井下野、浅井備前三人首御肴の事
前波生害、越前一揆蜂起の事
明智の城いいばさま謀叛の事
蘭奢待切捕らせらるるの事
佐々木承?石部城退散の事
賀茂競馬御馬仰付けらるるの事
高天神城小笠原与八郎謀叛の事
黄金家康公へ進ぜられ候事
河内長島一篇仰付けらるるの事
樋口夫婦御生害の事
御名物召置かるるの事(本文無し)
巻八(天正三年乙亥)
御分国道作仰付けらるる事
公家領徳政にて仰付けられ候事
河内国新堀城攻干さる、並に誉田城破却の事
三州長篠御合戦の事
山中の猿御憐愍の事
禁中に於て親王様御鞠遊ばさるるの事
越前御進発、賀越両国仰付けらるるの事
大坂三軸進上の事
御茶の湯の事
信長御昇殿の事
武田四郎岩村にて勝利を失ふの事
菅九郎殿岩村御存分に仰付けらるるの事
菅九郎殿御位の事
御家督御譲りの事
巻九(天正四年丙子)
安土御普請の事
二条殿御構へ御普請の事
原田備中御津寺へ取出し討死の事
御後巻再三御合戦の事
西国より大船を催し、木津浦船軍歴々討死の事
安土御普請首尾仕るの事
御官を進められ御衣御拝領の事
三州吉良御鷹野の事
巻十(天正五年丁丑)
雑賀御陣の事
内裡御築地の事
御名物召置かるるの事
二条御新造御移徙の事
近衛殿御方御元服の事
柴田北国相働きの事
松永謀叛、並に人質御成敗の事
片岡城攻干さるる事
信貴城攻落さるるの事
中将信忠御位の事
御鷹山猟御参内の事
但馬播磨羽柴申付けらるるの事
三州吉良御鷹野の事
中将信忠へ御名物十一種参らせらるる事
巻十一(天正六年戊寅)
御茶湯の事
御節会の事
回祿御弓衆御折檻の事
磯野丹波、磯貝新左衛門の事
相撲の事
高倉山西国陣の事
洪水の事
播磨神吉城攻めの事
九鬼大船の事
小相撲の事
大船堺津にて御見物の事
越中御陣の事
荒木摂津守逆心を企つ、並に伴天連の事
安部二右衛門御忠節の事
丹波国波多野舘取巻の事
巻十二(天正七年己卯)
摂津国御陣の事
京都四条こゆい町糸屋後家の事
二条殿、烏丸殿、菊庭殿、山科右衛門督殿、
嵯峨策彦、武藤弥平(兵)衛病死の事
法花浄土宗論の事
丹波国波多野兄弟張付の事
赤井悪右衛門退参の事
荒木伊丹城妻子捨て忍び出づるの事
常見??の事
宇治橋取懸くるの事
北畠中将殿御折檻状の事
人売りの事
謀書の事
伊丹城謀叛の事
氏政甲州表へ働きの事
伊丹の城に之在る年寄共、妻子兄弟置捨て退出の事
親王様二条御新造へ行啓の事
やはた八幡空(宮)造営の事
伊丹城相果し、だし御成敗の事
巻十三(天正八年庚辰)
播州三木落居の事
無辺の事
大坂退散御請け誓紙の事
能登加賀両国柴田一篇申付くる事
阿賀の寺内申付くるの事
本門跡大坂退出の事
八幡御造営の事
因幡伯耆両国に至つて羽柴発向の事
大坂退散の事
宇治橋御見物の事
佐久間、林佐渡、丹羽右近、伊賀伊賀守の事
賀州一揆歴々生害の事
遠州高天神、家康御取巻きの事
巻十四(天正九年辛巳)
御爆竹の事
御馬揃の事
高天神干殺し歴々討死の事
和泉巻尾寺破滅の事
能登国年寄共生害の事
因幡国鳥取城取詰めの事
八月朔日御馬揃の事
高野聖御成敗の事
能登越中城々破却の事
伊賀国三介殿仰付けらるる事
伊賀国信長御発向の事
因幡国鳥取果口の事
伯耆国南条表発向の事
淡路島申付けらるるの事
悪党御成敗の事
巻十五(天正十年壬午)
御出仕の事
御爆竹の事
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